庭造りへの想い

以前は、私が生まれ育った市内近郊でも
身近な所に野山があって田畑が沢山ありました。
春には蓮華や菜の花が咲き乱れる中を走り回り、
梅雨の時期には蛙の大合唱に耳を傾け、
夏には川へ入って小魚を取って遊び、
秋には稲刈りの香り、虫の音がとても印象深く
記憶に残っています。

四季折々の自然の恵みを暮らしの中で、
当たり前に感じることが出来ました。
大人になった今でも四季の移ろいを感じると、
子供の頃の美しい風景が目に浮かびます。
そういった風景は今でも多くの人の心の中の
原風景となって残っているように思います。

以前は、私が生まれ育った市内近郊でも
身近な所に野山があって田畑が沢山ありました。
春には蓮華や菜の花が咲き乱れる中を走り回り、
梅雨の時期には蛙の大合唱に耳を傾け、
夏には川へ入って小魚を取って遊び、
秋には稲刈りの香り、虫の音がとても印象深く
記憶に残っています。

四季折々の自然の恵みを暮らしの中で、
当たり前に感じることが出来ました。
大人になった今でも四季の移ろいを感じると、
子供の頃の美しい風景が目に浮かびます。
そういった風景は今でも多くの人の心の中の
原風景となって残っているように思います。

しかし現在では、住環境がすっかり様変わり
しましたね。確かに物の豊かさや便利さは
手に入れることが出来た様に思いますが、はたして
本当の意味で心身が豊かになったのでしょうか?
緑もなく、コンクリートブロックや
プラスチック・アルミ製品に囲まれた住宅街を
見ると少し疑問に思いますね。

そこで、人工的な物の価値だけではなく、
その土地本来の自然の香りや音を身近な環境の中に
取り戻し、心身が共に豊かな未来になるように、
ほんの小さな力だけど、
出来ることをしていきたいと考えます。

しかし現在では、住環境がすっかり様変わり
しましたね。確かに物の豊かさや便利さは
手に入れることが出来た様に思いますが、はたして
本当の意味で心身が豊かになったのでしょうか?
緑もなく、コンクリートブロックや
プラスチック・アルミ製品に囲まれた住宅街を
見ると少し疑問に思いますね。

そこで、人工的な物の価値だけではなく、
その土地本来の自然の香りや音を身近な環境の中に
取り戻し、心身が共に豊かな未来になるように、
ほんの小さな力だけど、
出来ることをしていきたいと考えます。

ここを庭にするから始まる家づくり、
小さな空間でも木立が揺らぐ、四季の移ろいを
身近に感じられる緑を取り入れた、
過ごす場所としての庭を優先したいですね。

新築であれば、こだわりたいのは、
建物と緑のバランス、そして土中環境。
余った場所に庭をつくるのではなく、
庭から光や風を取り込む、木陰をつくる、
建築の中に庭を取り入れるなど、
庭を暮らしの中へ取り込んでもらいたいです。

そこで、重要なのは建築の設計段階から
樹種選び、土中環境の改良を含めた植栽計画を
行い、土中に水の流れ・空気の流れを
作ってあげることが肝心なのです。

ここを庭にするから始まる家づくり、
小さな空間でも木立が揺らぐ、四季の移ろいを
身近に感じられる緑を取り入れた、
過ごす場所としての庭を優先したいですね。

新築であれば、こだわりたいのは、
建物と緑のバランス、そして土中環境。
余った場所に庭をつくるのではなく、
庭から光や風を取り込む、木陰をつくる、
建築の中に庭を取り入れるなど、
庭を暮らしの中へ取り込んでもらいたいです。

そこで、重要なのは建築の設計段階から
樹種選び、土中環境の改良を含めた植栽計画を
行い、土中に水の流れ・空気の流れを
作ってあげることが肝心なのです。

年月を経て植物が健全に育ち、
身近な庭に自然を取り戻していけば、
町や家が、暮らしがより魅力的になるはずです。
造園もですが、外構に至っては
前面に大きく面積を取る為、
暮らし方・風景に大きく影響してきます。

設計は同時進行で考え、ある程度
プランを固めておく必要がありますが、
一度に大きな出費にもなりますので、
暮らしながら何期かに分けてゆっくり
造りこんでいく方法も、妥協しない
一つの選択肢です。

年月を経て植物が健全に育ち、
身近な庭に自然を取り戻していけば、
町や家が、暮らしがより魅力的になるはずです。
造園もですが、外構に至っては
前面に大きく面積を取る為、
暮らし方・風景に大きく影響してきます。

設計は同時進行で考え、ある程度
プランを固めておく必要がありますが、
一度に大きな出費にもなりますので、
暮らしながら何期かに分けてゆっくり
造りこんでいく方法も、妥協しない
一つの選択肢です。

既存建築の改修時には、
できれば庭も改修したいところです。
緑は本来、癒しをくれて暮らしを豊かに
するものですから、自分たちのスタイルに
造り替えることが、本望だと思いますが、
既存建築、庭園を譲り受け解体する前に
一度相談して頂きたいものです。

何故なら、捨てるには、勿体ない貴重な
素材があります。石ころ一つでも、
現代の建築や庭に先人の想いを、
リメイクして蘇らせることが出来るのです。
作ってあげることが肝心なのです。

既存建築の改修時には、
できれば庭も改修したいところです。
緑は本来、癒しをくれて暮らしを豊かに
するものですから、自分たちのスタイルに
造り替えることが、本望だと思いますが、
既存建築、庭園を譲り受け解体する前に
一度相談して頂きたいものです。

何故なら、捨てるには、勿体ない貴重な
素材があります。石ころ一つでも、
現代の建築や庭に先人の想いを、
リメイクして蘇らせることが出来るのです。
作ってあげることが肝心なのです。

また剪定方法を変えて、無理に作りこまない、
放任して間引き自然に近づけるだけでも、
風がかわり気分が明るくなるものです。

庭のデザインとして、
土と雑木のみのシンプルな構成もよいですが、
テラスや屋根付きの空間があれば、
きっと週末は庭部屋で食事といった風に
半屋外で過ごす時間も増えるはず。

また剪定方法を変えて、無理に作りこまない、
放任して間引き自然に近づけるだけでも、
風がかわり気分が明るくなるものです。

庭のデザインとして、
土と雑木のみのシンプルな構成もよいですが、
テラスや屋根付きの空間があれば、
きっと週末は庭部屋で食事といった風に
半屋外で過ごす時間も増えるはず。

一方で私自身、頑ななこだわりはありません。
あえて言えばこだわりがないのが、
こだわりでしょうか。

庭はアート作品ではなく施主がいて、
環境やクライアントの思考を汲み取り
作り重ねていくもの、
その時々の現場で感じたものに柔軟に
素直に向き合うことが大切だと
考えています。もっと庭づくりは自由に
楽しくあるべきです。

一方で私自身、頑ななこだわりはありません。
あえて言えばこだわりがないのが、
こだわりでしょうか。

庭はアート作品ではなく施主がいて、
環境やクライアントの思考を汲み取り
作り重ねていくもの、
その時々の現場で感じたものに柔軟に
素直に向き合うことが大切だと
考えています。もっと庭づくりは自由に
楽しくあるべきです。

暮らしている人にとって庭が生活に
欠かせないものへなってもらいたいですね。
使う人の幸福感が実感できる、
「使う人の為に庭物語をデザインする」を
コンセプトに、もっとも上手にしてあげられる
コトを考えていきたいです。

偶然めぐりあえたお客様と一緒に
庭物語をつくる喜びを共有し、人と自然を繋ぐ
役割が庭づくりであり、
原風景を取りもどす第一歩だと想っています。

                         狩下 剛典

暮らしている人にとって庭が生活に
欠かせないものへなってもらいたいですね。
使う人の幸福感が実感できる、
「使う人の為に庭物語をデザインする」を
コンセプトに、もっとも上手にしてあげられる
コトを考えていきたいです。

偶然めぐりあえたお客様と一緒に
庭物語をつくる喜びを共有し、人と自然を繋ぐ
役割が庭づくりであり、
原風景を取りもどす第一歩だと想っています。

                         狩下 剛典

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